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日光中禅寺温泉(奥日光)2026年3月宿泊

中禅寺金谷ホテル 宿泊記 — 中禅寺湖畔の森のクラシックホテルで、源泉かけ流しの硫黄泉と金谷伝統のフランス料理

宿名
中禅寺金谷ホテル
部屋
ツインの洋室。バルコニーに面した掃き出し窓と、花柄の張り地のアームチェアが置かれたクラシックな設え
風呂
日光中禅寺温泉(硫黄泉・硫化水素型)。内湯・外湯とも循環しない源泉かけ流し
食事
夕食は金谷伝統のフランス料理のコース(本日のディナー/トラウトディナーから選択)。朝食はプレーンオムレツの洋朝食

いろは坂を上りきった先、中禅寺湖畔の森のなかに建つホテルです。日本最古のリゾートホテルとして知られる日光金谷ホテルの系列で、こちらは丸太を積んだログハウス調の外観。標高1,200mを超える奥日光にあるので、泊まった3月中旬でも敷地にはまだ雪が残っていました。源泉かけ流しの硫黄泉と、金谷伝統のフランス料理が目当ての一泊です。

朝日を浴びる中禅寺金谷ホテルの外観。丸太を積んだログハウス調の壁と、赤い縁取りの建物、足元には残雪がある
外観。ログハウス調の壁が朝日に染まります。3月中旬でも残雪がありました

アクセス — 東武日光駅からの無料送迎が効く

今回利用したのは、池袋〜東武日光の往復と1泊2食がセットになったプラン。東武日光駅からホテルまでは無料送迎があります。路線バスだと片道1,500円かかる区間なので、往復で3,000円が浮く計算になり、これがかなりありがたいところでした。奥日光は日光市街からいろは坂を上る立地なので、車で向かう場合は冬季の路面状況を確認して、冬用タイヤなどの備えをしてから向かうのが安心です。

部屋 — クラシックな設えのツイン

泊まったのはツインの洋室。バルコニーに面した掃き出し窓にレースのカーテンが下がり、花柄の張り地のアームチェアと木の家具が置かれた、クラシックな雰囲気の部屋です。最新のデザインホテルのような真新しさではなく、金谷ホテルらしい落ち着いた古典的な設えでした。

ツインの客室。白い掛け布団のベッドが2台並び、バルコニーへの掃き出し窓、木製の家具の上にテレビ、花柄の張り地のアームチェアが置かれている
ツインの客室。花柄のアームチェアや木の家具がクラシックな雰囲気です

風呂 — 循環なしの源泉かけ流し。お湯がとにかく良い

お風呂は日光中禅寺温泉の硫黄泉(硫化水素型)で、内湯・外湯とも循環しない源泉かけ流し。この宿でいちばん良かったのがこのお湯でした。

利用時間は夜が24時まで、朝は5:30〜9:30。ひとつ注意点として、脱衣所に鍵付きのロッカーがありません。貴重品はフロント前の貸金庫などに預けてから向かう必要があるので、部屋を出る前に持ち物を整理しておくとスムーズです。

なお館内の服装は、浴衣とスリッパではレストランに入れません。温泉へ行くときは浴衣・スリッパで問題なく、ラウンジも実際には大丈夫そうな雰囲気でしたが、食事のときは着替えていくものと考えておくと安心です。

宿泊者専用ラウンジ — コーヒー・紅茶が自由に

館内には宿泊者だけが使えるラウンジがあります。木の壁と大きな窓に囲まれた部屋で、コーヒーと紅茶が用意されていて自由に飲めます(1日目は22時まで利用可能)。窓の外は葉を落とした木立。紅葉の時期はさぞきれいだろうと思いつつ、冬枯れの静かな森を眺めるのもこの季節ならではでした。椅子の張り地が落ち葉の模様なのも、森のホテルらしいところです。

宿泊者専用ラウンジ。木の壁と背の高い窓に囲まれ、落ち葉模様の張り地の椅子と小さなテーブルが並ぶ。窓の外は冬枯れの木立
宿泊者専用ラウンジ。コーヒー・紅茶をいただきながら冬枯れの木立を眺められます

夕食 — 「本日のディナー」か「トラウトディナー」か

夕食はダイニングでフランス料理のコース。「本日のディナー」と「トラウトディナー」から選べます。トラウトディナーには鱒丼が付くとのことで最後まで迷いましたが、今回は「本日のディナー」を選びました。

この日の内容はこちら。

メインは那須野ヶ原牛のフィレ肉のロースト。ローズ色に火が入った断面に、レホール(西洋わさび)とグレービーの2種のソース、葉玉ねぎのロティーと焼きタケノコが添えられた一皿です。金彩の縁取りの皿に赤いショープレートという器づかいにも、クラシックホテルらしい格式がありました。

金彩の縁取りの皿に盛られた那須野ヶ原牛フィレ肉のロースト。ローズ色の断面の肉に2種のソース、芽野菜、ミニトマト、焼きタケノコ、葉玉ねぎが添えられ、赤いショープレートにのっている
メインは「那須野ヶ原牛」フィレ肉のロースト。レホールとグレービーの2種のソースで

全般的においしく、プラス料金のグレードアップを選ばなくても十分満足できる内容でした。パンはおかわりできるものの、2回目はなかなか出てこなかったのが少し惜しいところ。

もうひとつ、飲み物は全体に高めです。売店で900円前後で売っているクラフトビールが、レストランでは瓶とグラスで1,500円。ワインも1,500円以上からで、なかなかの価格帯でした。飲みたいものがはっきりしている人は、あらかじめ予算を見ておくといいかもしれません。

デザートはチョコレートのケーキを中心に、いちご(赤と白の2種)、ドラゴンフルーツ、パイナップル、金柑と果物をたっぷり添えた盛り合わせ。銀の粒をあしらったクリームと、皿に描かれたベリーソースの曲線まで含めて、最後まできれいに仕立てられていました。

デザートの盛り合わせ。チョコレートケーキに赤と白のいちご、ドラゴンフルーツ、パイナップル、金柑、銀の粒をあしらったクリームが添えられ、皿にベリーソースが曲線で描かれている
本日のデザート。白いちごや金柑まで添えられていました

朝食 — プレーンオムレツの洋朝食

朝食は洋食。きれいな紡錘形に焼かれたプレーンオムレツに、ベーコンと蒸したじゃがいもが添えられた一皿です。皿には金谷ホテルの「N.K.H」の紋章が入っていて、こういうところにクラシックホテルの積み重ねが出ます。飾らないオムレツですが、表面がなめらかに焼けていて気持ちのいい一皿でした。

金谷ホテルの紋章入りの皿に盛られたプレーンオムレツ。ベーコンと蒸したじゃがいもが添えられている
朝食のプレーンオムレツ。皿には金谷ホテルの紋章が入っています

朝食も追加メニューが充実していて、季節のポタージュが+800円、厳選フレッシュいちごが+900円といった具合。ただ、デザートに当たるメニューが特にないので、いちごまでプラス料金なのは少し寂しいと感じました。

まとめ — こんな人におすすめ

奥日光まで足を延ばして、湖畔の森で静かに過ごしたい人に向いた宿です。何よりお湯が良く、循環なしの源泉かけ流しをゆっくり楽しめるのが一番の魅力。館内で完結する滞在なので、日光の社寺めぐりで動きまわった翌日にこもるような使い方が気持ちよく、クラシックホテルの雰囲気とフランス料理をあわせて味わえます。

東武日光駅からの無料送迎があるので、車がなくても行きやすいのもこの宿の強み。往復乗車券とセットのプランを使えば移動も含めて段取りよく組めます。車で向かう場合は、いろは坂を上る道のりになるので冬季の備えを忘れずに。脱衣所に鍵付きロッカーがないことと、レストランは浴衣・スリッパ不可という2点だけ、事前に知っておくと当日あわてずに済みます。