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黒川温泉(阿蘇・南小国町)2024年7月宿泊

黒川温泉 山みず木 宿泊記 — 渓流露天と個室会席、奥黒川の静けさに浸る宿

宿名
黒川温泉 山あいの宿 山みず木
部屋
2階の和室。メインの和室に加えて寝室と広縁が分かれた、2部屋+αのゆったりした間取り
風呂
渓流沿いの露天風呂(男湯「幽谷の湯」・女湯「森の湯」)と内湯(ひのき風呂・切り石風呂)。内湯から露天へ直接つながる造り
食事
夕食・朝食とも個室の食事処で会席。鮎の串焼き、肥後牛の陶板焼き、郷土料理の団子汁など
泉質・湯
単純温泉(低張性弱酸性高温泉)・源泉かけ流し。低刺激でやわらかい湯
貸切風呂
貸切風呂「さおと女」あり
駐車場
あり。黒川温泉の温泉街からは車で約10分の奥黒川エリア

2024年7月に実際に宿泊した体験に基づく記事です(最終更新: 2026-08-10。プラン内容・料理・風呂の時間帯・設備なども宿泊時点のもので、その後変わっていることがあります。最新の内容は宿の公式サイトや各予約サイトでご確認ください。

黒川温泉の中心街から車でさらに10分ほど山へ入った、奥黒川と呼ばれるエリア。田の原川の渓流沿いに建つ「山あいの宿 山みず木」は、黒川でも指折りの露天風呂を持つ宿として知られています。2024年7月、夏の盛りに宿泊しましたが、山の中だからか夜と朝はかなり涼しく、心地よく過ごせました。木立に囲まれた玄関へのアプローチから、もう空気が違います。

緑に包まれた山みず木の玄関。瓦屋根の建物に山みず木と書かれた看板と提灯が掛かる
木立の奥に現れる玄関。この時点で黒川の温泉街とは別世界です
山みず木の敷地を上から見下ろした風景。深い緑の木々の間に瓦屋根の建物と石畳の小道が見える
敷地内も緑だらけ。建物が森に埋もれるように建っています
このときの滞在の様子は動画でも公開しています。渓流沿いの露天の雰囲気は映像のほうが伝わります

チェックイン — 囲炉裏のあるラウンジと、気持ちのよい挨拶

館内に入ると、囲炉裏のあるラウンジが迎えてくれます。鉄瓶の掛かった囲炉裏と大きな窓の外の緑。ウェルカムのお茶とお菓子をいただきながら、旅のスイッチが切り替わる時間です。

山みず木のラウンジ。中央の囲炉裏に鉄瓶が吊るされ、大きな窓の外に緑の木立が見える
囲炉裏のあるラウンジ。窓の外は一面の緑です
ウェルカムのお茶と個包装のお菓子、2階の食事処の案内カード
ウェルカムのお茶とお菓子。食事処の案内も添えられています

印象的だったのは従業員の方々の感じの良さです。人数が多いのにもかかわらず、すれ違うたびに必ず挨拶をしてくれて、滞在中ずっと気持ちよく過ごせました。

部屋 — 和室+寝室+広縁。2階から瓦屋根と山を眺める

今回は2階の部屋に宿泊。メインの和室に加えて寝室が別にあり、さらに窓沿いに広縁までついた、2人には十分すぎる広さの間取りです。

山みず木の和室。座卓と座椅子が置かれ、障子の向こうの広縁に椅子とテーブルが見える
メインの和室。障子の向こうが広縁です
古い梁がめぐる寝室。白いベッドにクッションが並び、小窓の外に緑が見える
寝室は別室。古材の梁と漆喰壁の落ち着く空間です
木の床の広縁。窓沿いに丸椅子と小さなテーブルが置かれ、窓の外に瓦屋根と木々が見える
広縁からは瓦屋根越しに山の緑。ここで飲むお茶が最高でした

風呂 — 内湯のひのき風呂から、そのまま渓流沿いの大露天へ

お風呂は建物の外、渓流沿いの別棟の湯小屋です。小道を歩いて向かう時間も含めて、この宿のハイライトでした。

緑の小道の先に建つ湯小屋。赤い暖簾に風人の湯と書かれている
湯小屋への小道。木々の間を歩いて向かいます

男湯は内湯「ますら男」(ひのき風呂と切り石風呂)から露天「幽谷の湯」へ直接つながる造りで、体を洗ってひのき湯で温まり、そのまま川に面した露天へ。この露天風呂の大きさはかなりのもので、田の原川のせせらぎを聞きながら、湯船の中を移動するだけで景色が変わります。女湯は内湯「風人の湯」と、内湯を併設した露天「森の湯」。貸切風呂「さおと女」もあります。

湯は単純温泉(低張性弱酸性高温泉)の源泉かけ流し。低刺激のやわらかい肌ざわりで、長湯向きです。

うれしいのが、姉妹館「山みず木別邸 深山山荘」の大浴場「村中の湯 たゆたゆ」も利用できること。実際に行ってみましたが、こちらも川音を聞きながら入れる良い湯でした。山みず木とは泉質が違うとのことで、2つの湯を比べられるのは贅沢です。

夕食 — 個室で鮎の串焼きと肥後牛。締めは団子汁のおじや

夕食は個室の食事処で。周りを気にせず、落ち着いた雰囲気で食べられます。

個室の食事処。黒い座卓に前菜の盛り合わせとお品書きが用意され、窓の外に渓流の緑が見える
夕食の個室。窓の外は川の緑です

名物感があったのは鮎の串焼き。竹筒に立てて供される演出つきで、塩がしっかり効いた香ばしい焼き上がりです。

竹筒に立てられた鮎の塩焼き2尾。皿には天ぷらとレモンが添えられている
鮎の串焼き。竹筒に立てた姿で登場します

メインは肥後牛の陶板焼き。焼きとうもろこしやアスパラと一緒に目の前で焼き上げます。そして郷土料理の団子汁。平たい団子と野菜の素朴な汁物で、これが染みる美味しさでした。

白い陶板の上の肥後牛と野菜。とうもろこし、アスパラ、大根、バターが彩りよく並ぶ
肥後牛の陶板焼き。敷紙には山菜の名前が書かれています
素焼きの土鍋に入った団子汁。かぼちゃや芋、団子が出汁に浮かぶ
郷土料理の団子汁。締めはこれをおじや風にしていただきました

締めには団子汁をおじや風にしてもらい、最後まで大満足の夕食でした。

朝食 — 温めた阿蘇の牛乳と豆乳鍋

朝食も夕食と同じ個室で。珍しかったのは、阿蘇の牛乳を温めて出してくれること。朝の体にやさしく染みます。豆乳鍋、鮎の干物、そしてご飯のお供の味噌と、朝から阿蘇の食材づくしです。

朝食の個室のテーブル。豆乳鍋、温かい牛乳、ご飯と味噌汁、小鉢が並ぶ
朝食。左の鍋が豆乳鍋、白いカップが温めた阿蘇の牛乳です

アクセス

黒川温泉の温泉街からは車で約10分の奥黒川エリア、田の原川沿いにあります。チェックインは15時、チェックアウトは11時。温泉街の湯めぐりや散策と組み合わせるなら車が便利です。宿の周りは本当に山の中なので、夏でも夜と朝は涼しく、それも含めてのごほうびでした。

まとめ — こんな人におすすめ

「黒川温泉らしさ」を静かな環境でじっくり味わいたい人におすすめの宿です。温泉街の賑わいから少し離れているぶん、渓流の音と緑に浸る滞在に振り切れます。内湯から直結する大きな渓流露天、個室でゆっくり食べる会席、そして気持ちのよい接客。深山山荘との湯めぐりまで含めれば、宿から一歩も「観光」に出なくても満たされる一泊になります。阿蘇や湯布院方面へのドライブと組み合わせて、旅の主役にしたい宿です。

黒川温泉 山あいの宿 山みず木のよくある質問

Q. 露天風呂はどんな雰囲気ですか?
A. 田の原川の渓流に面した露天風呂で、川のせせらぎと木立に包まれて入れます。広さもかなりのもので、内湯のひのき風呂から露天へ直接つながっている造りが快適でした。男湯は「幽谷の湯」、女湯は「森の湯」(内湯併設)です。
Q. お湯はどんな泉質ですか?
A. 単純温泉(低張性弱酸性高温泉)の源泉かけ流しです。低刺激でやわらかく、保湿効果が高いとされる湯です。
Q. 姉妹館の深山山荘のお風呂にも入れますか?
A. はい、宿泊者は姉妹館「山みず木別邸 深山山荘」の大浴場「村中の湯 たゆたゆ」も利用できました。山みず木とは泉質が違うとのことなので、湯めぐり気分で両方楽しむのがおすすめです。
Q. 食事は部屋食ですか?
A. 夕食・朝食とも個室の食事処です。周りを気にせず落ち着いて食べられます。夕食は鮎の串焼きや肥後牛の陶板焼き、郷土料理の団子汁などの会席でした。
Q. 黒川温泉の温泉街からは近いですか?
A. 温泉街からは車で10分ほど離れた奥黒川エリアにあります。そのぶん静かで、7月の宿泊でも夜と朝は涼しいくらいでした。温泉街の散策や湯めぐりと組み合わせるなら車での移動が便利です。

この宿に泊まるドライブルート