小田原駅直結の複合施設「ミナカ小田原」のタワー棟に入っている温泉ホテルです。箱根湯本の天成園から毎日運ばれる湯に、駅の真上で浸かれるという変わり種。3月、松田の桜と菜の花を見に行く旅の宿として泊まりました。立地は申し分なく、車を置いてそのまま小田原の街へ食べ歩きに出られるのが想像以上に快適。一方で3連休の中日ということもあって値段は高めだったので、良かった点も割高に感じた点も正直に書きます。

チェックインまで
車の場合はミナカ小田原の駐車場へ。64台・1泊1,800円(15:00〜翌11:00)で、駅直結の立地を考えれば妥当な料金です。台数が多くないので、混みそうな週末は早めの到着が安心。チェックインしたら車はそのまま置いて、あとは徒歩で動くのがこの宿の正しい使い方です。小田原城まで歩いてすぐ、駅ナカ・駅前に食事処も豊富なので、車の出し入れは翌朝まで必要ありません。
部屋
客室は城下町をイメージした「旅籠」がコンセプト。廊下も市松模様のカーペットに格子のドアと、和の意匠でまとまっています。開業から日が浅く、館内全体が新しくて清潔なのも気持ちいいところです。

泊まったのはツインの洋室。窓際にはすだれ調のスクリーン越しに街を見下ろせる椅子とオットマンがあり、お茶とコーヒーのセットも一通り揃っています。


この宿の展望は抜群で、部屋の窓からは小田原の街並みの向こうに相模湾。この日は水平線に伊豆大島まで見えました。部屋の位置によっては小田原城や、駅を発着する電車が見えるところもあります。高層階の海側なら眺めはかなり期待できます。

なお部屋の風呂はユニットバスですが、10階に温泉大浴場があるので出番はほぼありません。

風呂 — 箱根湯本から運ばれる湯
10階に大浴場・露天風呂・サウナがあり、湯は箱根湯本の天成園から毎日運ばれてくる温泉です。駅の真上で箱根の湯に浸かれるというのは、なかなか他にない体験。露天からは小田原の街の明かりが見下ろせて、夜風に当たりながらの湯は街なかの宿とは思えない開放感でした。
正直に書いておくと、風呂の広さは部屋数に対して狭めの印象です。混み合う時間帯に当たるとゆっくり感は薄れるので、チェックイン直後や朝早めなど、時間をずらして入るのがおすすめです。
食事 — 朝食のアジフライと、夜の城下町
食事は朝食のみで、14階のスカイダイニングのビュッフェです。メニュー数は多くなく会場もやや狭めですが、小田原らしく魚がいい。特にアジフライは、これが一番のおすすめでした。かまぼこやしらすといった小田原の定番も揃っていて、朝から「港町に来た」実感があります。分かりづらかったのですが、部屋着のままで食事会場に行っても問題なさそうでした。

夕食は付いていませんが、駅直結なので食べる場所には困りません。私たちは車を置いて小田原おでん本店へ。人気店は予約しておくのが安心です。飲んでも歩いて帰れる駅直結の宿だからこそ、城下町の夜を気兼ねなく楽しめます。
まとめ — こんな人におすすめ
「温泉宿に籠もる」より「街を楽しむ拠点に温泉が付いてくる」タイプの宿です。車を1,800円で一晩預けて、小田原城も飲食店も徒歩圏、部屋に戻れば箱根の湯——ドライブ旅の中日に街歩きを挟みたいときにちょうどいい。風呂の広さと朝食の規模を考えると、3連休などの高値の時期よりは、料金が落ち着く平日や通常の週末に泊まるほうが満足度は高いと思います。小田原・真鶴エリアの海沿いを巡るなら、小田原・真鶴シーサイドドライブルートと組み合わせるのがおすすめです。