「また泊まりたい」と思える宿には、なかなか出会えません。湯河原温泉のAlbergo湯楽(アルベルゴゆらく、旧・オーベルジュ湯楽)は、私たちがこれまでに4回泊まっている宿です。理由ははっきりしていて、湯質と料理。源泉かけ流しの湯は上がったあとに肌がつるつるになり、夕食の創作イタリアンは素材も味付けもずば抜けています。3月・4月・11月と季節を変えて通ってきた体験を、まとめてレポートします。
この宿を4回リピートしている理由
ひとことで言えば「温泉と食事、宿選びで一番大事なふたつが両方とも最高」だからです。湯河原には名宿が多いですが、源泉かけ流しの湯に浸かって、そのまま館内で本格的なイタリアンのコースが食べられる宿はそう多くありません。訪れるたびに旬の食材でコースの内容が変わるので、季節を変えて何度行っても飽きないのもリピートの理由です。細かいところでは、以前はなかった脱衣所の小物用ロッカーが増えていたりと、少しずつ良くなっていく変化を感じられるのも通う楽しみのひとつです。
チェックインまで
チェックインは15時、チェックアウトは翌11時。この宿は館内で過ごす時間そのものが目的になるので、私たちはいつも15時に着いて11時まで、滞在時間をフルに使います。
駐車場は広くはありませんが、車で玄関まで乗り付ければ従業員の方が駐車場に入れてくれます。ドライブ旅でも駐車の心配は不要です。ただし滞在中に車をすぐ出し入れするのは難しそうなので、買い出しなどは着く前に済ませておくのがおすすめです。
部屋
部屋は洋室・和室ベッド・和室布団・温泉の内風呂付き和室と、タイプがいろいろあります。宿が高台に建っているので、見晴らしの良い部屋に当たると眺めも楽しめます。

温泉内風呂付きの和室に泊まった回は、好きなタイミングで温泉に入れるのが何よりの贅沢でした。ひとつ正直に書いておくと、お湯の温度調整は少しコツが要ります。それでも夜中や朝方に誰にも気兼ねなく湯に浸かれる体験は、風呂付き客室ならではです。
風呂 — 源泉かけ流しの湯
湯は源泉かけ流しで、上がったあとの肌のつるつる感がはっきり分かります。保湿効果を感じる人もいるようで、湯上がりの気持ちよさはこの宿をリピートする一番の理由です。
風呂は大浴場と檜風呂が男女入れ替え制。私たちが泊まった日は檜風呂が男性、大浴場が女性の割り当てでした。檜風呂はやや狭めなので、割り当てはチェックイン時に確認しておくとよいです。夕食前の時間帯は比較的混んでいる印象で、夜間は入れない時間帯もあるので、入るタイミングは少し計画的に。
そして一番印象に残っているのが、約40分利用できる大きな貸切の露天岩風呂です。広い露天を貸切でゆっくり使えるので、予約できるならぜひ体験してほしい風呂です。

食事 — 創作イタリアンのコース
夕食は地場の食材を使った創作イタリアンのコース。刺身から洋風の皿まで幅広く出てくるので、和と洋のいいとこ取りをしながら楽しめます。旬の食材が使われるため、季節を変えて泊まると内容も変わります。

名物のトリュフご飯は、シェフが目の前でトリュフを削ってくれる演出込みで楽しめる一品。時期によって白トリュフと黒トリュフの回がありましたが、個人的には黒トリュフの方が好みです。追加料金はかかりますが、これは食べておきたい一品です。

誕生日で泊まったときにはブイヤベースの特典もあり、記念日利用にも向いています。

朝食 — 焼き魚がメインの和定食
夕食の創作イタリアンとは打って変わって、朝食は焼き魚がメインの和の朝食です。小鉢がずらりと並ぶ丁寧な献立で、夜はイタリアン・朝は和食と、一泊で両方楽しめるのもこの宿ならではです。

周辺散歩 — 万葉公園へ
万葉公園までは宿から歩いて行ける距離です。ただし宿への帰り道には急な坂もあるので、体力と相談を。歩くのを控えたい場合は、チェックイン前後に車で立ち寄る回り方が楽です。湯河原の立ち寄りスポットのめぐり方は湯河原をゆっくり巡るドライブルートにまとめています。
まとめ — こんな人におすすめ
温泉の湯質と食事のレベル、どちらも妥協したくない人にすすめたい宿です。館内で過ごす時間が主役になるので、チェックインからチェックアウトまでフルに滞在する計画を立てるのがこの宿の正しい楽しみ方だと思います。逆に、観光で出歩く拠点として寝るだけに使うにはもったいない宿です。私たちが4回通って、これからも通うつもりの理由は、一度泊まれば分かるはずです。