連載第1弾に続く「いつか泊まりたい温泉宿」の第2弾は、私たちの次の遠征圏である栃木・那須〜塩原エリアに絞りました。紹介する4軒はいずれもまだ泊まっていない宿で、公式情報をもとにした「旅の計画メモ」です。泊まったら順番に宿泊記へ更新していきます。
このエリアの計画が楽しいのは、那須湯本の白濁硫黄泉、奥那須の川の湯、板室のやわらかいアルカリ泉、塩原のかけ流しと、車で1時間圏内に性格の違う湯が固まっていること。1泊ずつ、湯質を変えながら通いたいエリアです。
まず結論 — 泊まりたい順ではなく、湯の個性で選ぶ
- 温泉の川がまるごと露天風呂 → 大丸温泉旅館(奥那須)
- 鹿の湯源泉の白濁湯×リトリート → フォートリート+那須高原(那須湯本)
- 8室だけの静かなおこもり宿 → ONSEN RYOKAN 山喜(板室温泉)
- 24時間貸切のかけ流し → 創作料理と源泉かけ流しの宿 本陣(塩原温泉)
1. 大丸温泉旅館(奥那須)— 川がそのまま露天風呂になる宿
第1弾でも取り上げた、私たちの栃木リストの筆頭です。公式サイトによると、標高約1,300mの奥那須で敷地内を流れる温泉の川をせき止めて「川の湯」という露天風呂にしていて、湯あみ着で川沿いの湯船を巡れるとのこと。200年以上の歴史を持つ日本秘湯を守る会の宿で、メタケイ酸を多く含む「美人の湯」と紹介されています。
計画のポイントは季節選びです。公式情報によると冬季は積雪で一部の露天風呂が閉鎖されるため、川の湯を全部巡るなら新緑か紅葉の時期が良さそう。那須岳の登山や紅葉ドライブと組み合わせる計画を温めています。
2. フォートリート+那須高原(那須湯本)— 鹿の湯の白濁湯とライブラリーのある宿
那須湯本といえば開湯1300年の名湯「鹿の湯」。この宿の露天風呂には、公式サイトによるとその鹿の湯を源泉とする白濁の硫黄泉がかけ流しで引かれています。あの乳白色のにごり湯に、日帰りではなく宿の風呂でゆっくり浸かれるというだけで候補入りです。
もうひとつ惹かれているのが「大人のリトリート」に振り切った館内。標高約900mから関東平野を見渡すラウンジや200冊超のライブラリースペースがあり、夕食はダイニングでのフルコース、朝食は地産地消の和洋バイキングとのこと。2023年にリブランドされた比較的新しいホテルなので、硫黄泉の重厚さと今どきの快適さを両取りできそうな期待があります。
3. ONSEN RYOKAN 山喜(板室温泉)— 何もしない一泊のための8室
板室温泉は那須の奥座敷と呼ばれる、湯治の歴史がある静かな温泉地。その板室でこの宿を選んだ理由は第1弾にも書いたとおり、**客室わずか8室のモダン建築で、自家源泉のかけ流し(アルカリ性単純温泉・pH9.7)**という構成だからです。公式情報によると、板室に伝わる「立って浸かる湯」を再現した浴槽もあるそうです。
食事は個室の食事処で、地の野菜を使った体にやさしい和食のコース。那須湯本や塩原の観光的なにぎわいから一歩引いて、読みかけの本と一緒にこもる一泊——この計画メモの中でいちばん「予定を入れない旅」に向いた宿だと思っています。
4. 創作料理と源泉かけ流しの宿 本陣(塩原温泉)— 24時間貸切のかけ流し
塩原温泉郷のこの宿は、公式サイトによると信州松代藩主の子孫・真田伯爵の別邸だったことが「本陣」の名の由来。敷地内から湧く温泉を沸かさず循環もさせないかけ流しで使い、しかも24時間いつでも貸切で入浴できるとのことです。
夕食は地元の野菜や旬の食材を使った和洋折衷の創作料理。大浴場を時間を気にせずふたりで独占できる宿は貴重なので、貸切風呂の宿のまとめに実泊で追加する日を楽しみにしている1軒です。
この連載について
紹介した4軒は、どれも私たちがまだ泊まっていない宿です。書いた内容は各宿の公式サイト・予約サイトの情報をもとにしており、プランや設備は変わることがあるので、予約の際は必ず公式サイトで最新情報を確認してください。泊まったら、この記事の各宿を実体験の宿泊記に差し替えていきます。
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