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東京都内(関越道・湯沢IC経由を想定)越後湯沢温泉

関越トンネルを抜けて雪国へ 谷川岳の水・地酒・うどんすきを巡る越後湯沢温泉ルート

所要時間
日帰り〜1泊2日
距離目安
380km
おすすめシーズン
通年(湯沢高原の紅葉は例年10月中旬〜11月上旬。夏は高原の避暑とグリーンシーズンのロープウェイ、冬は雪見温泉。冬季はスタッドレス必須)

立ち寄り先を経由地に入れた経路がGoogleマップで開きます。地図上のピンをタップすると、その1か所だけのナビも開けます。

関越道を北へ走り続けると、谷川連峰の岩肌がだんだん近づいてきます。谷川岳PAで一息ついたら、いよいよ本題は関越トンネル。全長およそ11km、抜けるのに10分近くかかるこの長いトンネルを走り抜けた瞬間、フロントガラスの向こうの空気がふっと変わるのを感じるはずです。川端康成の『雪国』の書き出し「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」は実は鉄道の清水トンネルの情景ですが、車でこのトンネルを抜ける体験には、どこか同じ気配が重なります。抜けた先は越後湯沢。爆弾おにぎり、世界最大級のロープウェイ、『雪国』のヒロインの名を冠した共同浴場、締めは魚介たっぷりのうどんすき。ハンドルを握らない同乗者には、新潟の地酒の利き酒という特権も待っています——日帰りでも十分に濃密ですが、一泊すれば湯沢の夜と朝をもう少し味わえます。

このルートで巡るスポット

  1. 谷川岳PA(関越道下り・群馬側) — 谷川連峰の名水「谷川の六年水」で喉を潤す
  2. ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 — 新潟中の地酒がそろう名所、利き酒は同乗者のお楽しみ
  3. 湯沢高原ロープウェイ・アルプの里 — 166人乗りの大型ロープウェイで山頂の高山植物園へ
  4. 駒子の湯(越後湯沢温泉・共同浴場) — 『雪国』のヒロインの名を冠した、文学の香りただよう外湯
  5. 茶屋 森瀧(うどんすき) — 旬の魚介がたっぷり、関西風だしの名物うどんすきで締める

ルート詳細

1. 谷川岳PA(関越道下り・群馬側)

谷川岳PAに湧く「谷川の六年水」の水汲み場
谷川連峰の雪解け水が長い年月をかけて濾過された「谷川の六年水」

2. ぽんしゅ館 越後湯沢驛店

ぽんしゅ館 越後湯沢驛店の入口
越後湯沢駅構内、改札を出てすぐのぽんしゅ館入口
ぽんしゅ館の名物、爆弾おにぎり
新潟産コシヒカリを使った特大サイズの「爆弾おにぎり」

3. 湯沢高原ロープウェイ・アルプの里

4. 駒子の湯(越後湯沢温泉・共同浴場)

5. 茶屋 森瀧(うどんすき)

茶屋 森瀧の名物、うどんすき
旬の魚介と野菜がたっぷり入った、関西風だしのうどんすき
味変に使う新潟の郷土調味料、かんずり
味変の主役、新潟の郷土調味料「かんずり」

紅葉シーズンに行くなら — ロープウェイで見上げる「三段紅葉」

このルートのハイライトである湯沢高原ロープウェイは、秋がいちばん報われる季節かもしれません(以下は公開情報にもとづく計画の目安です)。

湯沢高原パノラマパークの紅葉の見頃は例年10月中旬〜11月上旬。9月下旬ごろからコキアが色づき、10月中旬あたりから山々が少しずつ染まっていきます。山頂からは谷川連峰、巻機山、越後三山まで見渡せるので、色づいた斜面の向こうに山並みが連なる眺めになります。

この時期ならではなのが三段紅葉です。気象条件が合うと、山頂付近に初雪が降り、その下に紅葉、さらに下に緑が残る三層の景色が現れます。雪・紅・緑が同時に見られるのは、標高差のあるこの土地と、初雪の早い新潟ならではの現象。狙って見られるものではありませんが、10月下旬以降の冷え込んだ朝に当たれば可能性があります。

つまり秋の湯沢は、日帰りより一泊のほうが分がいいということでもあります。三段紅葉も朝の澄んだ空気も朝いちばんが勝負どころで、都内から走って午前中に山頂に立つのは簡単ではありません。前泊すれば、ロープウェイの始発に合わせて動けます。

10月下旬以降の湯沢は、平地が晴れていても山の上は冬に近い体感です。防寒は都心の感覚より一段厚めに考えておくと安心。峠や標高の高い区間では、時期によって路面状況の確認も必要になります。

私たちが泊まったNASPAニューオータニは湯沢ICから約5分、男女各250坪の大浴場が自慢の高層リゾート。スキーシーズン前の秋は比較的ゆったり過ごせる時期でもあります。

まとめ

谷川岳の湧き水で喉を潤し、11kmのトンネルを抜けて空気の変わる瞬間を味わい、ロープウェイと外湯とうどんすきで雪国を満喫する——東京から日帰りでも成立する距離でありながら、一泊すれば夜の温泉街の静けさと朝の澄んだ空気、そして宿でゆっくり傾ける新潟の地酒まで手に入る欲張りなルートです。冬場は関越トンネルを含む区間でチェーン規制がかかることもあり、スタッドレスタイヤでの走行が前提になりますので、出発前に道路状況の確認をお忘れなく。夏の高原の涼しさも、雪見温泉の贅沢も、この一本道の先に待っています。

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