郡山駅でレンタカーを借りたら、西へ向かって磐梯山麓の高原リゾートへ。道の駅や美術館、コバルトブルーの沼をめぐる猪苗代・裏磐梯の1日を過ごしたら、会津若松のソースカツ丼で腹ごしらえをして、渓谷沿いの老舗旅館「大川荘」へ。2日目は猫の駅長が出迎える芦ノ牧温泉駅から、茅葺きの宿場町・大内宿、奇岩の渓谷・塔のへつり、会津本郷焼の窯元と、南会津の定番スポットを一気に巡ります。最後は郡山名物の焼きかつで締めくくる、新幹線でのアクセスを起点にした会津周遊の1泊2日です。
このルートで巡るスポット
- フルーツピークス 郡山コスモス通り店 — 出発前にフルーツタルトとパフェで景気づけ
- 道の駅 猪苗代 — 磐梯山麓の定番、地元産品がずらり並ぶ休憩ポイント
- はじまりの美術館 — 築140年の酒蔵をリノベーションした小さなアート空間
- 五色沼(毘沙門沼) — コバルトブルーに輝く裏磐梯の神秘の沼
- とんかつ番番 — 会津のソウルフード、甘辛ダレのソースカツ丼
- 会津芦ノ牧温泉 大川荘 — 浮き舞台の三味線と絶景露天風呂の老舗旅館
- 芦ノ牧温泉駅 — 猫の駅長が出迎える会津鉄道の駅
- 大内宿 三澤屋 — 一本ねぎで食べる名物・高遠そば
- 塔のへつり — 100万年の侵食が生んだ奇岩の渓谷
- 樹ノ音工房 — 会津本郷焼の窯元で器選び
- 仁亭 — 郡山名物、豪快な一枚の焼きかつで締めくくり
ルート詳細
1. フルーツピークス 郡山コスモス通り店
- タイプ: その他(フルーツタルト・パフェ)
- 滞在目安時間: 20〜30分
- 見どころ: 郡山駅でレンタカーを借りたら、まず向かいたいのが国道4号沿いの人気フルーツタルト専門店。朝8時から営業しているので、出発前の腹ごしらえにちょうどいいタイミングです。旬のフルーツをたっぷり使ったタルトやパフェが並び、テイクアウトもできるので、車内でつまみながら出発することもできます。ここから先は峠道が続くので、コーヒー片手に景気づけしていきましょう。


2. 道の駅 猪苗代
- タイプ: 道の駅
- 滞在目安時間: 30〜40分
- 見どころ: 郡山から西へ約40分、磐梯山を望む猪苗代エリアの入り口にある道の駅です。地元産の野菜や果物、そばや馬肉加工品などの猪苗代名物が並ぶ直売所があり、ドライブ中の休憩と買い出しに便利。磐梯山を正面に見る立地なので、天気が良ければ写真スポットとしてもおすすめです。敷地内には磐梯山を額縁のように切り取るフォトフレームも設置されています。


3. はじまりの美術館
- タイプ: 観光(美術館)
- 滞在目安時間: 40〜60分
- 見どころ: 築約140年の酒蔵「十八間蔵」をリノベーションした、猪苗代の中心部にある小さな美術館。障害のある作家の作品を中心に、年に数回企画展が入れ替わります。観光名所然としたスポットが多いこのルートの中で、少し立ち止まって「表現」に触れる時間がつくれる場所です。蔵そのものの建築も見応えがあり、隣接のカフェ「18 ohaco cafe」で一息つくこともできます。

4. 五色沼(毘沙門沼)
- タイプ: 観光(自然)
- 滞在目安時間: 40〜60分
- 見どころ: 磐梯山の北麓、裏磐梯を代表する景勝地。大小30余りの沼が点在する探勝路の中でも、入口すぐの毘沙門沼はコバルトブルーからエメラルドグリーンへと変化する水面が印象的で、写真映えする一枚が撮れるはずです。全長3.6kmの探勝路を歩き通す時間がなくても、毘沙門沼周辺の散策だけで十分に神秘的な景色が楽しめます。手漕ぎボートに乗って、湖面から磐梯山を見上げるのもおすすめです。


5. とんかつ番番
- タイプ: その他(ランチ)
- 滞在目安時間: 45〜60分
- 見どころ: 裏磐梯から会津若松市街へ南下し、遅めの昼食はここで。1978年創業、会津のソウルフード「ソースカツ丼」の名店です。甘めの秘伝ダレをたっぷり絡めたカツと、会津産コシヒカリの相性は抜群。丼からはみ出す勢いで立てて盛られたカツのボリュームには驚くはずです。地元客に混ざって行列ができることも多いので、時間に余裕を持って向かうのがおすすめです。


6. 会津芦ノ牧温泉 大川荘
- タイプ: 温泉(宿泊)
- 滞在目安時間: 一泊
- 見どころ: 今夜の宿は、大川(阿賀川)の渓谷沿いに建つ老舗旅館「大川荘」。吹き抜けロビーの中央にせり出した朱色の浮き舞台で、夕方に三味線の生演奏が行われるのが名物です。大浴場「四季舞台 たな田」と、渓谷を見下ろす空中露天風呂でゆっくり湯につかりましょう。

実際に泊まった際の部屋・食事・お風呂の詳しいレポートは大川荘の宿泊記にまとめています。
翌朝はチェックアウトまでゆっくり過ごし、2日目は南会津方面へ足を延ばします。
7. 芦ノ牧温泉駅
- タイプ: 観光
- 滞在目安時間: 15〜20分
- 見どころ: 大川荘から車で数分、会津鉄道の芦ノ牧温泉駅は「ねこの駅長」がいることで知られる小さな駅です。初代「ばす」駅長のあとを継いだ猫たちが駅を守っていて、駅舎の周りは歴代猫駅長のパネルや猫グッズで彩られています。タイミングが合えば、ホームに入ってくる会津鉄道のかわいい車両も見られます。チェックアウト後、旅の記念に立ち寄るのにちょうどいい規模です。

8. 大内宿 三澤屋
- タイプ: その他(ランチ・観光)
- 滞在目安時間: 60〜90分
- 見どころ: 茅葺き屋根の宿場町が今も残る、会津を代表する観光地・大内宿。江戸時代の面影を残す家並みが街道の両側に続き、集落の奥の高台に登れば宿場全体を見渡せます。その中でも行列のできる名店が「三澤屋」で、名物は箸の代わりに一本の長ネギで食べる「高遠そば(ねぎそば)」です。そばをすすりながらネギをかじる独特の食べ方はここでしか味わえない体験。食後は茅葺きの町並みを歩いて、民芸品店や食べ歩きも楽しめます。




9. 塔のへつり
- タイプ: 観光(自然)
- 滞在目安時間: 30〜40分
- 見どころ: 大内宿から車で15分ほど、100万年もの歳月をかけて川の侵食でできた奇岩群が続く渓谷です。「へつり」は方言で「川に沿った断崖」を意味し、塔のようにそそり立つ岩肌の迫力は国の天然記念物に指定されるだけあります。吊り橋を渡って対岸の岩窟に祀られた虚空蔵菩薩まで歩けるので、ちょっとした探検気分も味わえます。紅葉の時期は渓谷全体が色づいて、いっそう見事な景色になります。

10. 樹ノ音工房
- タイプ: 観光(工芸)
- 滞在目安時間: 30〜40分
- 見どころ: 会津美里町にある、室町時代から続く会津本郷焼の窯元のひとつ。ニシン鉢に代表される実用の器から現代的なデザインの作品まで揃うギャラリーで、旅の器選びにぴったりです。赤い屋根の店構えと手描きの看板が可愛らしく、落ち着いた集落の雰囲気の中で、南会津路の締めくくりにゆっくりした時間を過ごせます。

11. 仁亭
- タイプ: その他(ディナー)
- 滞在目安時間: 45〜60分
- 見どころ: 会津から磐越道で郡山へ戻ったら、最後は郡山名物「焼きかつ」の名店「仁亭」で締めくくり。揚げずに焼き上げるかつはサクッと軽く、中はしっとりジューシー。扇子に手書きされた粋なメニューから選ぶのも楽しい時間です。予約不可・先着順の人気店で、時間帯によっては長時間並んだり、早めに売り切れて閉店することもあるので、混雑を避けたいなら開店直後など早めの時間に着くように調整するのがおすすめ。ここで腹ごしらえをしてから、レンタカーを返却して郡山駅へ向かいましょう。



まとめ
郡山駅から西へ足を伸ばせば、磐梯山麓の高原リゾートと会津の歴史情緒、そして名物グルメが1泊2日にぎゅっと詰まっています。1日目は猪苗代・裏磐梯で自然とアートに触れ、会津若松のソースカツ丼で腹ごしらえをしてから芦ノ牧温泉 大川荘へ。2日目は猫の駅長・大内宿・塔のへつり・会津本郷焼と会津路の定番を巡り、最後は郡山の焼きかつで締める周遊ルートです。紅葉シーズンの大内宿や五色沼は混み合うので、朝早めの出発がおすすめ。会津若松の鶴ヶ城や東山温泉を組み合わせて、2泊3日に伸ばすのもいいでしょう。